古伊万里：江戸後期金魚花水草輪花縁四寸皿
金魚の表情、みんな違う、面白いですなにっ？顔、どうしたの？顔、こまったねえ！顔、見込の金魚は....まあまあ笑みのおとぼけ顔楽しくなります。
黒で縁取り緑黄紫朱青を加彩、金縁輪花、染付唐草の裏文様、ちょっと深さのある江戸後期の四寸皿、使いやすい取り皿、オススメです
色斑・色削げ等多少ありますが、賑やかな色彩であまり気にならないと思います。
大量生産に多く用いられた重ね焼技法の四寸皿です(通常色絵は釉薬の上に文様を描く)見込部は、重ね焼の道具を置き、無釉のまま窯に入れますその後、絵付けを、釉薬のかかった部分と同様に描きます。見込文様縁に微かな釉溜、文様を触るとざらっとした感じがします。(重ね焼の特徴、砂高台、器同士がくっつかない様砂を使った)
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時代 江戸後期、1820～1850年代前後
口径 １２.７㎝（１２.２）全高 ２.７㎝（３.０）傷ではありませんがご確認戴きたい詳細:
小さな色スレ・色削げ・濃淡ムラ多少、画像参照（赤印参照、黄色は色斑気味、黒縁取り色スレ多少）微妙に楕円気味、口径・全高差参照（左右畳付がつく金縁に極小ムシクイ・金彩濃淡斑・ムシクイ・凹凸多少極小灰振・釉切・凹凸・濃淡滲斑多少
色スレ等の説明が難しいです。画像でご確認の上ご入札下さい。時代は保証しますが、色削げ等の:::::::::::::::::江戸初期に日本初の磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
(1610年代)
江戸時代の伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
（現在の佐賀県有田周辺で作られ伊万里港から出荷）
江戸中期の伊万里は当時の高級品でした。殆どの日本人が伊万里の存在さえ知らなかった時代です。(当時庶民の器は、木製,漆器,陶器が主流、一握りの富裕層のみ使用)後の時代の伊万里とはかなり違います。(元禄期前後の伊万里も多数出品しています、併せてご覧下さい）
江戸後期に入ると伊万里は中流階級にも普及していきます。価格高低の多様化が始まります。
江戸後期の伊万里について知っておきたい事
江戸幕府体制に陰りが現れ国が徐々に騒がしくなります。日本初の磁器生産を果たした伊万里の里、有田周辺では、文政期に、主な窯場が台風の大火におおわれ、大きな被害を受けました。伊万里陶工たちの一部は諸藩に散らばりました。技術の流失です。その後磁器生産が各地で始まります。
文政期の大火事で有田皿山周辺は焼け野原となりました。佐賀藩は、窮乏から生まれた近代化への改革を始め復興を遂げます。藩の援助もあり、伊万里も復興を果たしました。輸出の再開が始まり販路が広がります。藩に残った熟練工たちの技術を生かし、上手伊万里が多く生産されました。幕末期の銘品は意外に多いです。
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