Les Paul Special 、2020製です。

主にコレクションとして所有していましたので、使用感はあまりないと思います。

フレットの減りもなく
ネックはストレート、トラスロッドは触っていません。電気系統にも問題ありません。

このギターによくあるモディファイですが、ブリッジをMontreux custom wrap around bridgeに替えて、弦ごとのピッチ調整が可能になっています。使い勝手やサステインは元よりアップしているかもしれません。写真にありますように、オリジナルのブリッジも付属します。

ギターに詳しい方でしたらご存知かと思われますが、Gibsonは「2019年は原点に戻る」とアナウンスをし、製品や工場の大幅な見直しを図りました。かつてのスペックに近い形で製造が始まり、往年のクラシックなデザインが採用されています。特にこの個体の太いネック（’59年のヒストリックに近いプロファイルです）は極上のトーンに大きく貢献しているのではないでしょうか。

写真でご確認いただけますが、肉厚なマホガニーのボディー、ネックにはカスタムショップで使われてもおかしくない、非常に良いグレードの木材が使われています。ローズウッドの指板も良質です。GibsonのSPECIALのReissueはこれまで３本購入しましたが、この個体は群を抜いて素晴らしいです。ロゴは少し昔のカスタムショップ製よりも本物に近く、高級感があります。

ヘッド裏のシリアル（次の購入者様に配慮し、モザイクをかけています）上に、少し塗装の変化による赤みがありますが、演奏には全く問題ありません。

重さは家庭用の体重計で3.7キロ程度でした。

現在は市場でこの『レスポール スペシャル TVイエロー』は、ほとんど見かけることがなくなりました。アメリカのウッドショックによる木材不足、コロナによる生産の大幅な減少、アメリカのデフレと長引く円安で、日本でギブソンの良質なギターを買うことが今後ますます困難になると予想されます。この１年で投機の対象としてギブソンやフェンダーが購入され、どれだけ値段が高騰している事態になったかご存知の方も多いでしょう。海外のオークションサイトebay、Reverbに現在このイエローのモデルはありません。

今回、ヴィンテージを入手した関係でこのギターをオークション出品することになりましたが、スペック的にこのギターは非常に「買い」だと思います。個人的な感想ですが、トラディショナルやブリッジがスタンダードと同じタイプのギターは、別のギターだと思います。

コロナ禍で生産数が少なかったせいか、木材のグレードや組み込みのレベルが高いです。上記のReverbやsweetwaterのサイトを見ても、2019以降のこのモデルの評価の高さが分かります。その中でも良個体なのでオススメです。

ハードケースを段ボールに入れて、発送いたします。

NCNRでお願いします。神経質な方、新品を希望される方は入札をご遠慮ください。

※1、3枚目の中央右辺りに線のようなものが見えますが、背景の写り込みで、ボディーの傷ではありません。