商品詳細
●江戸明治和本●〈教訓絵入〉闇路指南車[闇路の指南車]
【判型】半紙本2巻2冊。縦222粍。
【作者】和田耕斎作。松川半山(翠栄堂・直水)画。
【年代等】天保14年秋、桧川山辞卿序。天保15年8月作・書(稿本)。弘化3年5月刊。[大阪]河内屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「心学」。『〈教訓絵入〉闇路指南車[闇路の指南車]』は、冒頭を「やみのよをてらす提灯有ながら、持すて、道に迷ふ世の中、欲のやみ、色のやみ、子故のやみ、此暗道にふみまよひ、出るも出られぬ渕に沈み…」と書き始めるように、あたかも闇路に迷う凡夫を導く提灯としての処世訓を講談調の口語で説いた心学書。上巻は、人間が迷う暗闇の最も暗い所が欲の闇で、人の難儀を救うべき金銀も欲のためにかえって人々を苦しめるものとなること、正直の貧乏は天より貧乏役を仰せ付けられたと思うべきこと、正直で働いての貧乏は子や孫の代で「役替え」を命ぜられること、身の程を知れば不足なく、貧乏を悔やむのは奢りであることなどを諭す。また下巻では、まず「文銀御役中江貧乏役中より頼状」と題した長文の戯文で、華美な生活が驕慢心を生むことや倹約・分限などを説き、続いて「真似をせよ主人へ忠義親に孝、ひたものすれば本真(ホンマ)とぞなる」といった道歌を引いて、天心、貪瞋痴、大道・明徳、礼儀、寺子屋で学ぶ時分に子供の心を正しく育てる重要性について述べる。本文中に「富貴役全盛、遊里がよひの図」「天の上使下りて富貴役召上らるゝ図」「富貴役退転の図(妖怪図)」「貧乏役中より文銀役中へ願書の図」「天心はたらきの図」「幼童に教訓の図」の見開き挿絵6葉を載せる。なお、本書の稿本を岩瀬文庫が所蔵する。その概要は、「天保十四年秋、檜川山辞卿題詩。巻首「阿州和田耕斎述」。後表紙見返に刊記の草稿「天保十五甲辰歳八月/作者〈阿州〉和田耕斎/開板人〈大坂北久太郎町五丁目〉河内屋喜兵衛」。開板出願のために作られた清書本(当時、本屋仲間は停止中)」とのこと。
★原装・題簽欠・状態概ね良好。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、2冊揃いが、27,500~37,000円】。
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>その他 |
---|
商品の状態: | やや傷や汚れあり |
---|
だって40なんだも~ん!
90%ヨンア ヨンア スタイルブック
reirei様確認用
世界一やさしいスケッチらくらくレッスン : これなら描ける!
親切な物理 上
コンクリート標準示方書 最新版 2022〜2023年
令和6年度 2024年版 財務会計論 工業簿記 全15巻