商品詳細
1955年日本ではソニーが最初のトランジスタラジオを発表します。トランジスタの先進国であったアメリカはその殆どを軍用に振り向けており、民生用のラジオには余り熱心ではありませんでしたから、小型で高性能のソニーのトランジスタラジオは忽ち米国で高く評価されます。
ナショナルはソニーに遅れる事2年の57年に当初はソニーからトランジスタので供給を受けて最初のトランジスタラジオを発売しますが、程なくフィリップス系の会社からの供給に切り替え、更にそれを自社生産としてゆきます。
その後日本製のラジオは世界的にも高い評価を受けて日本の輸出産業の花形となってゆきます。
このモデルが発売されたのはアポロ宇宙船で人間が初めて月に降り立ち、翌年には大阪で万博が開催される69年でした。
既にトランジスタラジオについては色々なデザイン、機能が試され、新規なものとしてデザインが注目された時期です。
ナショナルは既に63年に従来の真空管ラジオを1/3位に縮小したパナペット7を大ヒットさせて居ました。それ以外にもボール型のパナペットSを同じ年に発売して居ます。
従ってそれと同じ路線で更に前衛的なデザインとしてこのパナペット.クルンが企画、発売された様です。
小生、機能の裏打ちの無いデザインというものには殆ど関心が有りません。
従い、このパナペットクルンの良さというのは全くわからないのですが、当時としてはズバ抜けて斬新なデザインであった事は確かで、ニューヨークの近代美術館のパーマネントコレクションに選定され、多分今も飾られている事でしょう。
デザインは奇抜ですが、中身はごく普通のAMラジオです。他のパナペットと殆ど同じ回路、部品が使われている様に見えます。
但し、此方は9Vの角形電池が必要です。
音も感度も特筆する様な点はありません。寧ろこういう不思議なデザインでも安定した性能と音が出る事を評価します。
整備、クリーニング済で拙宅では5局以上受信しました。音はパナペット7よりも劣ります。
コレクターアイテムです。状態は悪く有りません。
電池はお付けします。
商品の情報
カテゴリー: | テレビ・オーディオ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ・コンポ |
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商品の状態: | やや傷や汚れあり |
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ブランド: | マツシタデンコウ/ナショナル |
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